28名もなく貧しく美しく

- 129分
- 35mm・白黒
松山善三が日比谷で見かけたろう者の靴磨きの夫婦からヒントを得て、戦後の混乱した時代を貧しくも健気に生きる夫婦の姿を描いた監督第1作。周縁的な存在だったろう者同士の会話を、字幕を通して見せる/聞かせる試みが注目されたが、空間的隔たりや騒音にも途切れなく続く2人の会話が数々の美しい場面を生み出している。高峰秀子はサンフランシスコ国際映画祭で主演女優賞を受賞した。
1961(東京映画)(監・脚)松山善三(撮)玉井正夫(美)中古智、狩野健(音)林光(出)高峰秀子、小林桂樹、原泉、島津雅彦、王田秀夫、沼田曜一、草笛光子、加山雄三
- 小ホール
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