5戰ふ兵隊 他

  • 計79分

戰ふ兵隊

  • 66分
  • 35mm・白黒

陸軍省の後援による漢口攻略作戦の従軍記録で、監督の亀井文夫自身も戦地へ赴いて撮影が行われた。消耗した兵士たちや家を失った難民たちの姿を静かに見つめた描写が、軍部が期待する戦意昂揚とは相容れず上映不許可となった。また、映画全体の構成を見る演出家とファインダー内の映像に専心するキャメラマンとの姿勢の相違をめぐり、亀井と三木茂との間でいわゆる「ルーペ論争」が戦わされた。

1939(東宝映画文化映画部)(監・編集)亀井文夫(撮)三木茂(現地録音)藤井慎一(録音)金山欣二郎(音)古関裕而

東宝文化映画シリーズ 醫者のゐない村

  • 13分
  • 35mm・白黒

1939年施行の映画法により、映画興行者に対して文化映画の強制上映が可能になった。その後に製作された本作では、巡回診療班の一行により、多くの病人を抱える村に自前の診療所の設置が促される。戦時下に病人ばかりが登場する映画を厭戦的とみなす内務省検閲官に対し、製作者側は国民衛生上の有益性を説くことで公開にごぎつけた。

1940(東宝映画文化映画部)(監)伊東壽惠男(撮)白井茂(音)服部正

  • 小ホール
  • 小ホール