6藤十郎の戀

  • 95分
  • 35mm・白黒

山本が元禄時代を蘇らせようと時代考証に腐心したと語る菊池寛原作の映画化。芸道のため、幼なじみの女将(入江)に偽りの恋を仕かけ、死に至らしめる名女形(長谷川)の物語を描く。松竹からの移籍発表後、暴漢に左の頬を切られた林長二郎が、本名の長谷川一夫を名乗って出演した東宝入社第1作。入江たか子との共演も話題を呼び大ヒットした。長谷川は森一生監督の1955年作で再び藤十郎を演じた。

1938(東宝)(監)山本嘉次郎(原)菊池寛(脚)三村伸太郎(撮)三浦光雄(美)小村雪岱(音)菅原明朗(出)長谷川一夫、入江たか子、藤原釡足、汐見洋、御橋公、瀧澤修、小杉義男、市川朝太郎、中村健峰

  • 小ホール
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