国立映画アーカイブ
2025年度上映・展示・教育普及企画スケジュール

  • 企画の名称、日程、内容等は変更されることがあります。
  • 各企画の詳細は確定次第、順次公開いたします。
  • *ご来館の前にこちらをお読みください。

長瀬記念ホール OZU

ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント等、長瀬記念ホール OZUで行う教育普及企画については、こちらをご覧ください。

撮影監督 三浦光雄
Cinematographer Mitsuo Miura

2025年4月8日[火]-5月11日[日]

光と影の交錯がもたらす階調豊かな画と美しい構図のキャメラによって、映画撮影を芸術的創造の領域まで高めた三浦光雄(1902-1956)。無声映画『愛よ人類と共にあれ』(1931、島津保次郎)から遺作『猫と庄造と二人のをんな』(1956、豊田四郎)にいたる主要作を採り上げ、その技術的成果の軌跡をたどります。

生誕120年 映画監督 中川信夫
Nobuo Nakagawa Retrospective

2025年5月13日[火]-7月6日[日]

無声映画期から長きにわたり娯楽性に満ちた作風を貫き、『東海道四谷怪談』(1959)や『地獄』(1960)などの怪談映画の巨匠として知られる映画監督・中川信夫(1905-1984)。生誕120年の節目に開催する本特集で、その作家像を精緻に検証します。

返還映画コレクション(3)――第二次・劇映画篇
Repatriated Film Collection [Part 3]: Fiction Films, 1931-1944

2025年7月15日[火]-8月24日[日]

アメリカ議会図書館より1967年から1990年代にかけて日本に返還された戦前の日本映画の中から、2024年度の「返還映画コレクション(2)――第一次/二次・劇映画篇」に続き、当館における未公開作品を中心に回顧上映を行います。

第47回ぴあフィルムフェスティバル 2025
47th Pia Film Festival 2025

2025年9月6日[土]-20日[土]※一部作品の上映会場は小ホールとなります。
共催:一般社団法人PFF

映画の新たな才能を発見し、多くの若い映画作家を育成してきた、ぴあフィルムフェスティバル。47回目を迎え、自主映画コンペティション「PFFアワード」の他、ユニークな特集や映画人をゲストに招いたイベントも開催します。

映画監督 森田芳光
Yoshimitsu Morita Retrospective

2025年10月14日[火]-26日[日]、11月4日[火]-23日[日]

喜劇、アイドル映画、文芸作品、恋愛映画、ホラー、ミステリー、時代劇とジャンルの垣根を取り払い、1980年代以降の日本映画に話題作を提供してきた監督森田芳光(1950-2011)。同時期に開催される展覧会とも連動して、その業績を多面的に検証します。

TIFF/NFAJ クラシックス (仮)
TIFF/NFAJ Classics (tentative)

2025年10月28日[火]-11月2日[日]
共催:東京国際映画祭

東京国際映画祭との共催で、国際的な評価が待たれる国内外の映画を上映します。

サイレントシネマ・デイズ2025(仮)
Silent Film Days 2025 (tentative)

2025年11月25日[火]-30日[日]

世界各地で開催されている無声映画祭と同様に、弁士の説明や生演奏を付けて無声映画を上映する企画です。

逝ける映画人を偲んで 2023-2024[第1期]/[第2期]
In Memory of Film Figures We Lost in 2023-2024

第1期 2025年12月9日[火]-26日[金]
第2期 2026年2月10日[火]-3月22日[日]

日本映画の輝かしい歴史を築き、惜しまれながら逝去した映画人の方々の作品を上映することで追悼する企画「逝ける映画人を偲んで」を2年ぶりに開催します。本特集では、2023年1月1日から2024年12月31日の間に逝去された映画人の業績を回顧・顕彰します。

アンソロジー・フィルム・アーカイブス/ハーバード・フィルム・アーカイブ 映画コレクション(仮)
Film Treasures from the Anthology Film Archives and the Harvard Film Archive (tentative)

2026年1月8日[木]-2月1日[日]

FIAF(国際フィルムアーカイブ連盟)の加盟機関であるアンソロジー・フィルム・アーカイブス及びハーバード・フィルム・アーカイブとの共催により、実験映画や個人映画、インディペンデント映画の収集・保存・上映を積極的に行っている両アーカイブのコレクションを幅広く紹介します。


小ホール

小ホールで行う教育普及企画については、こちらをご覧ください。

NFAJコレクション 2026 春(仮)
Films from the NFAJ Collection: Spring 2026 (tentative)

2026年3月6日[金]-22日[日]※金・土・日曜のみ

国立映画アーカイブの多種多様なフィルムコレクションに光を当てる上映企画です。


教育普及企画

こども映画館 2025年の夏休み★
Kids’ Cinema: The Summer Vacation of 2025

会場:小ホール
開催日:2025年7月25日[金]-26日[土]、8月1日[金]-2日[土]

小・中学生を対象に、スクリーンでの映画(フィルム)鑑賞を通して、映画芸術の素晴らしさ、楽しさを体験してもらい、豊かな情操と映像リテラシーを育むことを目的とした解説付き上映会。

詳細は決まり次第お知らせします。

ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」記念特別イベント
In Celebration of UNESCO World Day for Audiovisual Heritage

会場:長瀬記念ホール OZU
開催日:2025年10月4日[土]

ユネスコ「世界視聴覚遺産の日」(10月27日)を記念し、映画・映像保存の大切さを考える特別イベント。

詳細は決まり次第お知らせします。

V4中央ヨーロッパ子ども映画祭
V4 Countries Kids Film Festival

会場:小ホール
開催日:2025年12月13日[土]
共催:駐日ハンガリー大使館、リスト・ハンガリー文化センター東京、駐日スロバキア共和国大使館、チェコセンター東京、ポーランド広報文化センター

子どもたちを対象に、ヴィシェグラード4か国(V4:ハンガリー、スロバキア、チェコ、ポーランド)のアニメ映画や優れた作品を上映し、各国の文化を紹介する企画。

詳細は決まり次第お知らせします。


展示室(企画展)

ポスターでみる映画史Part 5 アニメーション映画の世界
Film History in Posters Part 5: Animated Films

2025年4月8日[火]-7月27日[日]
※7月8日[火]-7月13日[日]休室

映画の誕生から130年の節目を迎える本年、幅広い年代や国のアニメーション映画の系譜を、NFAJが所蔵するポスターなどの資料から網羅的にたどります。ハリウッドのカートゥーン映画、欧州各国の特徴ある作品、そして日本が誇る名作の数々にも重点を置き、この映画文化が形作った大いなる潮流を振り返ります。

映画監督 森田芳光
Film Director Yoshimitsu Morita

2025年8月12日[火]-11月30日[日]
※8月26日[火]-9月5日[金]、10月7日[火]-10月12日[日]休室

喜劇、アイドル映画、文芸作品、恋愛映画、ホラー、ミステリー、時代劇とジャンルの垣根を取り払い、1980年代以降の日本映画に話題作を提供してきた監督森田芳光(1950-2011)。『家族ゲーム』(1983年)や『失楽園』(1996年)をはじめ、時代の世相を巧みに取り入れた作品群や、近年の再評価の流れも含めて監督像を余すところなく紹介します。

アカデミー・コレクションより 写真展 ハリウッドの名監督たち(仮)
Hollywood Masters in Photos: From the Academy Collection (tentative)

2025年12月16日[火]-2026年3月22日[日]
※12月27日[土]-1月7日[水]休室

アカデミー賞の開催で知られるアメリカの映画芸術科学アカデミーは、映画のアーカイブ機関や映画資料の収集・保存を専門とする図書館も擁している組織です。本展覧会は、同アカデミーの膨大な写真コレクションより黄金期ハリウッドの名監督や伝説的なスターの撮影現場を収めたスナップ写真などを公開し、アメリカ映画の最も香気あふれる時代を再現します。


展示室(常設展)

NFAJコレクションでみる 日本映画の歴史
Nihon Eiga: The History of Japanese Film
From the NFAJ Non-film Collection

映画の渡来した19世紀末から発展を続けた日本映画の豊かな歴史を、長年当館が収集してきた多彩なコレクション(ポスター・スチル写真・雑誌・製作資料・業界資料・キャメラなど機械類・映画人の遺品・映像など)によってたどります。

※各企画展に併設