ヨコハマBJブルース

  • 112分
  • 35mm・カラー

ブルースシンガーとして横浜のライブハウスで歌いながら探偵業を請け負うBJ(松田)は、ある組織の依頼を受け、失踪した青年の行方を追いはじめるが…。松田優作がみずから原案を手がけ、当時アルバムをともに製作したバンド、クリエイションを率いて、シンガーとしての貌と横浜への思いを刻み込んだ一作。優作たっての希望で監督を務めた工藤栄一にとっても重要な作品となり、後年の『泣きぼくろ』(1991)では優作の歌を再使用している。

【POINT】東映セントラルフィルムは、セントラル・アーツ名義での作品をふくめ、ほかにも「プロハンター」(1981)、「あぶない刑事」(1986—87)など横浜を舞台に数多くの映画やTVドラマを製作。この作品では、山下公園や根岸森林公園、関内のジャズバー〈エアジン〉、荒井由実の歌でも知られる海の見えるレストラン〈ドルフィン〉などが仙元誠三のキャメラによって情緒豊かにとらえられている。

1981(東映セントラルフィルム)(監)工藤栄一(原)(出)松田優作(脚)丸山昇一(撮)仙元誠三(美)今村力(音)クリエイション(出)辺見マリ、蟹江敬三、田中浩二、山田辰夫、山西道広、財津一郎、殿山泰司、馬渕晴子、宇崎竜童、内田裕也

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