誰の女でもないLa mujer de nadie
- 82分
- DCP・白黒
ジャーナリストから俳優に転向したアデラ・セケリョ(1901―92)が製作、脚本、主演を兼ねた初監督作。継父から暴力を受けていたアナ・マリア(セケリョ)は家を脱出し、ボヘミアン的な共同生活を送る3人のアーティストに保護されるが、やがて彼らの関係は複雑な恋物語へと発展する。「ランチョ映画」が多く製作されていた時代背景の中、保守的な家族規範や女性像に異を唱えた革新的なプロットが際立っている。長年失われたと思われていた本作は、UNAMフィルモテカの復元によって蘇った。
1937(プロドゥクシオネス・カロラ)(監・脚・出)アデラ・セケリョ(撮)アレックス・フィリップス(美)ホセ・ロドリゲス・グラナダ(音)アルマンド・ロサレス(出)マリオ・テノリオ、ホセ・エドゥアルド・ペレス