博物館実習 実習生のことば

平成30年度 実習生のことば

・フィルムをただ保存していくのではなく、上映や関係する資料の展示によって伝えていくことが最も大切だということが感じられました。

・実習では、実際にフィルムの修復が体験出来たり、私も見たことのあるポスターをリスト化したりなどどれも本当に楽しく、貴重な経験となりました。特にフィルムの梱包のヒモの結び方はずっと忘れられません。

・普段交流が少ない分野の方と一緒に作業することが出来たこと自体も、貴重であったし、映画研究をしている私は、他分野の方の意見とか見方がものすごく興味深かったです。

・ただ映画を好んで見る・見せるだけではなく、長い目で『映画について』考える力が付きました。

・映画は失われていくものだということを知る若者はほとんどいないし、アーカイブも少ない日本なので、経験を活かして将来貢献していけるような人物になりたりたいし、理解者が増え、より豊かな資金と人材がこの映画を含む芸術文化を守る機関に集まるような未来があるといいなと思いました。

・これからの世代は(アナログとデジタル)どちらの技術も兼ね備えていかなければならないことに気づかされました。

・実習では写真のナンバリングやポスター名の入力をしたのですが、100年以上も前の写真に触れることが出来たのはとても感動しました。

・自分がナンバリングしたスチール写真がいつか、展示されているのを見てみたいです。

・最終日の実習では5日間全体を通して学んだことの応用編だったので、初日と比べてたくさん意見が自分の口から出てくることに驚きました。

・作り手の立場として、作り手が見せたかったそのままの姿を守っていくという言葉は感激しましたし、私自身もそうありたいと強く思いました。

・フィルムは再生機がなくとも物理的に目視することができる。その重要性に改めて気づかせていただくことができました。

・様々な大学から実習に来た学生の方と交流が持てたのも楽しかったです。アーカイブとは関係のない職種でもこの5日間の経験を思い出して、映画の文化を盛り上げ、継承していければいいと思います。

平成29年度 実習生のことば

・私が国や年代に関わらず様々な映画を観ることができるのは、今まで映画を愛し、その文化を残そうと努力してきた方々がいて初めて成立していたということに気づかされました。そして私も映画を愛する身として、決して個人が楽しむという目的だけでなく、多くの人たちにその魅力を伝えられるよう、今後活動していきたいと思いました。

・一番難しかったのは上映企画の準備です。解説に何を書けばいいのかわからず大変でした。解説がどこまで内容を明かしていいのか何と言って伝えればいいのか、すごく私には難しかったです。今後私はデジタルに関する仕事に多く携わると思いますが、アナログが抱えている問題をどうにかしてデジタルを使って解決できないかと模索していきたいと博物館実習を行うことで考えるようになりました。

・大学での講義で最低限の知識を学んでいたこともあり、実習中に行われた講義の内容は「物足りない」と感じることもあれば、「さらに詳しく知ることができた」と感じることができた。しかし何よりも、国立のフィルム・アーカイブで働く現役の職員の方々が自らの言葉によって語ってくださったことに私は喜びを感じていた。それだけで、この博物館実習に参加した甲斐があった。

・実習作業も、普段の大学生活では体験することのできないことを体験できる充実したものだった。特に情報資料室の仕事における目録入力の作業は自身でも想像していなかった程に集中して取り組むことができた。相模原分館でのフィルム補修の作業も、以前大学で行ったフィルム作業では学ぶことができなかったテクニックを知ることができた。

・私たちが見やすくするために過度にフィルムを修復するのではなく、当時の観客が観ていた映像や、作者の意図したものを復元することが貴館の理念だと理解した。

・一つ一つの講義が分かりやすく、しっかり内容が理解できた。特にフィルムの構造は解説を受けなければ、一生知ることができなかったことであると思う。

・スチル写真のナンバリング作業やポスター情報の入力作業の体験により、こうした地道な作業が映画文化やそれを守る基礎となるのを考えさせられた。

・実習を通して、何気なく読んでいたNFCカレンダーの解説にもたくさんの工夫が詰め込まれているのだと思いました。

・フィルムを映写している所や機械がどうなっているのかさえ知らなかった私は、初日から驚きの連続でした。

・人々がフィルムを体感しない限り、人々の映画フィルムに対する概念は変わらないと思いました。この現状を変えることができるのは、やはり出会いでしかなく、そのために事業推進室はとても大きく重大な役割を担っていると感じました。

・実習を通して、フィルムを映画館で観ることの価値を改めて考え直したので、上手く周りに伝えていける努力をしたいと思います。

・今回の実習でフィルムの歴史を総体的に学び、今後のデジタル時代の問題などが明確にわかりました。この経験は絶対に今後の強みになると思います。

平成28年度 実習生のことば

・ノンフィルム資料(台本やスチール写真、チラシ)の整理をし、知らない映画との出会いや知っている映画の印象的なシーンと再会しました。現場で働く学芸員の方々だけでなく、映写技師やフィルムを調査する専門職の方々から直接話を聞ける貴重な機会でした。

・フィルムやノンフィルムと言った物理的な資料だけでなく、映画館と空間、そして映画を作り見せる技術があってこそ、映画を見ることができるということを学び、映画に対する認識が大きく変わりました。

・図書室には、書店で販売されていない冊子も収蔵していたのが印象的でした。そこにも網羅的な収集という姿勢が表れていると感じました。

・資料を長く安全に保存するためには、地道な作業が必要であることを学びました。

・保存庫はとても寒く、フィルムを守るためにはここまでの工夫や努力が必要であることを知りました。

・先のことも現状の事もちゃんと考え、資料などを収集、保存し、どうやって未来へのこしていくかなど改めて一から考えることができました。

・今までなんとなく好きでフィルム映画を観ていましたが、フィルムへの理解、デジタルとアナログの違いなどを学んでフィルムがなぜ素晴らしいか、自らの理解につながりました。

・白黒とカラーのフィルム上映があり、普段映画館で観ている”色味”や”光沢”、”色彩の豊かさ”とは全く異なり、粒子の細かさや色味の深さに心を奪われ、フィルムの持つ素晴らしさを改めて理解することができました。

・博物館学を学ぶ者として実習に参加しましたが、どのような思考でアーカイブに関わっていくのか、貴重な体験を通して学ぶことができました。

国立映画アーカイブ

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国立映画アーカイブ先付け映像『Archive of Lights』
作者 山村浩二
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