道下匡子/鵞樹丸

- 計79分
1990年代以前の女性映画人の自主映画、実験映画の重要作品として上映します。
Cherry Blossoms
- 16分
- DCP・カラー
New
米国留学中に1960年代の女性解放運動に触発され、帰国後はフェミニズム関連の書籍の翻訳や執筆活動を行なう傍ら、1970年代からはフェミニズムの視点からビデオ作品を制作し始めた道下匡子。本作は、咲き誇る桜の映像のコラージュに一柳慧による電子音が重ねられることによって桜が抽象化していく幻想的な作品。
1975(監・撮)道下匡子(音)一柳慧

in my home town I
- 4分
- DCP・カラー
道下の故郷である札幌の実家で撮影された連作。雪景色や日々の生活風景が丁寧に映し出される。「個人的なことは政治的なこと」というスローガンのごとく、その他の道下作品でも題材として多く取り上げられる“日常”が印象的な作品。I、II、IIIと連続して上映する。
1976(監・撮)道下匡子(音)山崎ハコ

in my home town II
- 3分
- DCP・カラー
1976(監・撮)道下匡子

in my home town III
- 3分
- DCP・カラー
1976(監・撮)道下匡子

わらじ片っぽ
- 53分
- DCP・白黒
当時、記録映画助手を務めながら自主映画を発表していた鵞樹丸(本名・村上靖子)が女性を中心としたスタッフ、キャストを集めて製作した中篇作品。鎌倉時代の歩き巫女と現代の団地に暮らす女性を対比しながら、女性にとっての自由と解放とは何かを問いかける。16mm原版をもとに作製したDCPでの上映。
1976(コパン・ガジュマル)(監・製作)鵞樹丸(脚)佐野由紀子(撮)堀田泰寛(美)渋沢まりえ(音)岡田知之、浅井真佐(出)長坂ひろ子、島田紀子、門間勝美、浅井要美、宇田川三江子、青山定司、原将人、宇田川幸洋
