歌川恵子

- 計77分
みみのなかのみず
- 36分
- DCP・カラー
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耳の中に人がいると思い込んだ女性がその存在を解き明かそうとする。多摩美術大学映像コース出身の歌川恵子は、自らの身体を被写体としたこの8mm短篇でIFF1994審査員特別賞を受賞。瑞々しい感性をそなえた新時代の自主映画作家として注目された。
1993(監・出)歌川恵子(出)阿部真理子、古賀勝彦、歌川真次、歌川喜代子

超愛人
- 20分
- DCP・カラー
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容姿にコンプレックスを持つ友子(戸田)は、街でスカウトした「友達」を連れて意中の男性に会いに行くが…。当時のTVバラエティを彷彿とさせるハプニング的な手法を用いて、自身が求める自己像と他者によって規定される自己像の相克と足掻きを赤裸々に映し出している。
1994(監・脚・撮・企画・編集)歌川恵子(撮)高野麻、首藤歩(美)室伏敦子(音)小林淳哉(出)戸田志津代、佐藤彩子、グレース、寺崎利吉、渋谷寿子、竹内一生

カルデラ姫
- 21分
- DCP・カラー
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太った女性がもてはやされる時代。しかし、ふじ子(佐藤)はそんな風潮にどこか違和感をおぼえていた…。ともに自主映画作家として協力関係にあった室伏敦子との共同監督によるコメディ。容姿をめぐるブラックな笑いの向こうに、1990年代の空気の中で「自己と他者」の関係にどう折り合いをつけていくかという思索が透けて見える。
1995(監・脚・撮・美・製作・企画・編集・衣裳・録音)歌川恵子、室伏敦子(音)ストリート・オルガン(出)佐藤彩子、三辻由紀子、佐野洋介
