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Screening 上映・企画情報
大ホール

映画監督 大島渚

Nagisa Oshima Retrospective
2010.1.5-1.29

2010年1月5日(火)~1月29日(金)

開催要領

★開映後の入場はできません。

会場=大ホール
定員=310名(各回入替制)
料金=一般500円/高校・大学生・シニア300円/小・中学生100円/障害者(付添者は原則1名まで)は無料
発券=2階受付
・観覧券は当日・当該回のみ有効です。
・発券・開場は開映の30分前から行い、定員に達し次第締切ります。
・学生、シニア(65歳以上)、障害者の方は、証明できるものをご提示ください。
・発券は各回1名につき1枚のみです。

★1月の休館日:月曜日、2009年12月28日(月)-2010年1月4日(月)

 大島渚監督の記念すべき長篇映画デビュー作『愛と希望の街』が公開されたのは、いまからちょうど50年前の1959年11月のことでした。この27歳の監督作品により、それまで松竹が得意としてきたいわゆる「大船調」の枠組みを打ち破ろうとした大島は、続く『青春残酷物語』『太陽の墓場』(いずれも1960年)で「松竹ヌーヴェル・ヴァーグ」の旗手としてマスコミの話題をさらい、また1960年に『日本の夜と霧』の公開打ち切りをめぐり松竹を退社した後は「創造社」を中心とする独立プロへ活動の場を移して、その都度戦後日本の社会に鋭い問題を提起する一方、大胆な映像と音の設計で映画表現の可能性を広げてきました。
 とりわけ『絞死刑』(1968年)のカンヌ国際映画祭出品以降は国際的な舞台でもセンセーションを巻き起こし、1976年の『愛のコリーダ』、1983年の『戦場のメリークリスマス』、1999年の『御法度』まで、新作の公開を世界中が固唾を呑んで見守ってきました。
 本企画では、長篇デビュー以前に大島が手がけた新人スター紹介用の短篇作品『明日の太陽』、脚本を担当した『月見草』や『どんと行こうぜ』(いずれも1959年)など珍しい初期作品を含む計28作品(25プログラム)の上映を通して、日本が世界に誇るオオシマの足跡を回顧します。

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The National Museum of Modern Art, Tokyo