2024年5月の新着図書紹介
2024年5月の新着図書紹介
小津安二郎はなぜ「日本的」なのか 具 慧原 (著)
出版者 :水声社
ISBN-13:978-4801007994
発行日: 2024/3
[目次]
序章
第一部「日本的なもの」の形成―一九二〇年代後半から一九四〇年代前半まで
第二部 戦後の議論―敗戦から一九六三年まで
第三部 ローカルな議論を越えて―一九七〇年代から一九八〇年代
終章
註
参考文献一覧
あとがき
フィルムを紡ぐ: 映画編集者 南とめ 聴き書き 南 とめ (著)
発行者 :パンドラ
発行日: 2024/4
[目次]
はじめに(宮重 淑子)
第一章 富山の新湊から大阪、そして映画の世界へ
第二章 裏方の裏方のもう一つ裏方
第三章 鶴川疎開時代
第四章 人の三倍、四倍は働いた
第五章 映画の仕事は一日やったらやめられない
編集部注
南とめさんという人(高倉 三郎)
南とめ 主な担当作品
ショットとは何か:実践編 蓮實 重彦(著)
出版者: 講談社
ISBN-13:978-4065342695
発行日: 2024/3
[目次]
序章 まがいものとして(『殺し屋ネルソン』―あるいはこの上なく不自然な自然さについて)
Ⅰ(単純であることの穏やかな魅力―D・W・グリフィス論;防禦と無防備のエロス―『断崖』の分析 ほか)
Ⅱ(揺らぎに導かれて―グル・ダット讃;エリック・ロメール―または偶然であることの必然 ほか)
Ⅲ(寡黙なイマージュの雄弁さについて―侯孝賢試論;静穏な透明さを超えて―エドワード・ヤン監督 ほか)
終章 まがいものとして(『燃える平原児』―見るものから言葉という言葉を奪うこの知られざる傑作について)
『実践編』へのあとがき
なぜ80年代映画は私たちを熱狂させたのか 伊藤 彰彦 (著)
出版者:講談社
ISBN-13: 979-4065356777
発行日:2024/4
[目次]
序章 八〇年代日本映画たちを生み出した土壌
第一章 『復活の日』-角川「国際超大作」のラインプロデューサー
第二章 『桃尻娘』シリーズーロマン・ポルノのアイドル化
第三章 『ヨコハマBJブルース』ー松田優作の「素」の世界観
第四章 『ダブルベッド』ー大物歌手と女優が続々と脱ぐ「エロス大作」
第五章 『遠雷』『家族ゲーム』『お葬式』ー新世代の表現者たち
第六章 『ユー★ガッタ★チャンス』ー吉川晃司、大森一樹との併走
第七章 『コミック雑誌なんかいらない!』ー再現不可能・世相を撃つ衝撃作
第八章 『海へ See You』ーバブルに呑まれた高倉健の黒歴史
第九章 『1999年の夏休み』『天と地と』ーニッチな佳作と「製作委員会方式」の時代へ
終章 現代社会が失った冒険主義、能天気さ、多様性、一途さについて
謝辞
ガメラ監督日記:完全版 金子 修介 (著)
出版者: 小学館クリエイティブ
ISBN-13: 978-4778033491
発行日: 2024/3
[目次]
巻頭カラー写真
第1章 怪獣映画(ガメラ)への道
第2章 『ガメラ』監督日記
第3章 『G2』そして『G3』新たなる旅立ち
金子修介インタビュー『ガメラ3』監督日記
大衆映画の戦後社会史:あの時代の風景と人びとの気分を観直す 天野 恵一 (著)
出版者: 梨の木舎
ISBN-13: 978-4816624025
発行日: 2024/3
[目次]
Ⅰ 邦画はたんに「娯楽の王様」だったわけではなかった
Ⅱ『陽のあたる坂道』と『緋牡丹博徒』の狭間に観る六〇年代の光と闇
Ⅲ 天野恵一インタヴュー(聞き手・構成 本間健彦)
<映画少年>時代からの流れを読み解く
初出一覧
著者プロフィール