鉄砲玉の美学

- 97分
- 35mm・カラー
自身の破滅と引き換えに拳銃と百万円を手にしたテキ屋が、身の丈に合わない欲望を満たそうとあがく姿を鮮烈に描く。同年に公開された『仁義なき戦い』(深作欣二)とともに、やくざ映画の転換を象徴する一作となった。頭脳警察による楽曲が、惨めな過去や死の恐怖に怯えながら虚勢を張って突っ走るチンピラの美学を見事に体現している。
1973(ATG=白楊社)(監)中島貞夫(音)PANTA(頭脳警察)(脚)野上龍雄(撮)増田敏雄(音)頭脳警察(音楽監修)(出)荒木一郎(出)渡瀨恒彦、杉本美樹、森みつる、小池朝雄、川谷拓三、碧川ジュン
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長瀬記念ホール OZU
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長瀬記念ホール OZU
