森田芳光初期8㎜作品集(1)

  • 計183分

森田は、日大芸術学部放送学科入学後に8㎜で自主映画制作を開始した。『映画』は、ジョナス・メカス、ケネス・アンガー、オットー・ミュールらの実験映画に触発され、自身にとっての映画を探す森田の決意表明的な一作。『天気予報』、『健康診断』、『工場地帯』といった一連の作品では、都市の雑踏、電車、雑誌の誌面、テレビ画面の接写などを自在にコラージュし、映画製作以前からの趣味であったオープンリールテープでの自作ラジオ番組制作の手法を援用しながら、自身の「肉体的予感」をフィルムに刻み込んでいる。『遠近術』は、毎日フィルム1巻分の撮影をおこない、32日分をつないだ作品。

途中約10分間の休憩時間を設けます。

上映後に河添博幸氏(広告プロデューサー、森田芳光8mm作品上映企画者)、夏目房之介氏(マンガ・コラムニスト)、三沢和子氏(映画プロデューサー)のトーク(約40分)があります。

映画

  • 32分
  • BD・パートカラー

1970(にゅうちゃいる De)(監・脚・撮・編集・出)森田芳光(撮・編集・出)峰友秀、勝山節子

天気予報

  • 28分
  • BD・パートカラー

1971(監・撮)森田芳光(出)松岡葉子、川島良一、峰友秀

健康診断

  • 20分
  • BD・白黒

1972(監・脚・撮・効果・編集)森田芳光(美)小林玲子(出)川島良一、松岡葉子

工場地帯

  • 27分
  • BD・パートカラー

1972(監・脚・撮・効果・編集)森田芳光(美)小林玲子(出)松岡葉子

遠近術

  • 76分
  • DVD・パートカラー

1972(監・撮・編集)森田芳光

  • 長瀬記念ホール OZU

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    トークあり・途中休憩あり