39 刑法第三十九条

- 133分
- 35mm・カラー・英語字幕付 with English subtitles
ある夫婦が惨殺され、劇団員の柴田真樹(堤)が容疑者として逮捕された。弁護士の長村(樹木)は柴田の様子から司法精神鑑定を依頼。精神医学者の藤代(杉浦)は柴田が解離性同一性障害であると鑑定し、刑法第39条の適用を主張するが、助手の小川香深(鈴木)は鑑定結果に疑問を抱く。心神耗弱者の責任能力をめぐる刑法第39条を題材としたサスペンス。銀残しによって極度に色彩を抑制した画面のなかで、海岸のサングラスや学校の校庭に転がるソフトボールなど森田ならではの象徴的な映像実験が試みられた。
1999(光和インターナショナル=松竹)(監)森田芳光(脚)大森寿美男(撮)高瀬比呂志(美)小澤秀高(音)佐橋俊彦(出)鈴木京香、堤真一、岸部一徳、吉田日出子、山本未来、勝村政信、笹野高史、國村隼、樹木希林、江守徹、杉浦直樹
★印の回は上映後に鈴木京香氏のトーク(約30分)があります。