12春の戯れ

  • 108分
  • 35mm・白黒

正吉(宇野)は、西洋文明への憧れを断ちがたく、愛し合うお花(高峰)と別れて未知の世界へ旅立つが…。山本が製作も務めた映画藝術協会での第2回作品。山本は、マルセル・パニョルの戯曲『マリウス』の舞台を明治の東京品川に置き換え、時の流れとともに輝きを失っていく初恋の物語を、港町の美しい自然のなかに織り込ませた。高峰秀子は後に本作を「自薦十三作」の一作に数えている。

1949(新東宝=映画藝術協会)(監・脚)山本嘉次郎(撮)山﨑一雄(美)松山崇(音)早坂文雄(出)髙峰秀子、江川宇礼雄、宇野重吉、德川夢声、三島雅夫、鳥羽陽之助、一の宮あつ子、飯田蝶子、大倉文雄、岬洋二、寺島新

  • 小ホール
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