2サヨンの鐘

  • 74分
  • 35mm・白黒・不完全

日本、満州、台湾の共同製作による国策映画。1938年に台湾で実際に起き、皇民化運動の宣伝媒体となった原住民族の少女の落水事故がもとになっている。ここでの李香蘭は、清水宏の演出を得て、野山を駆け回り、子どもたちや家畜と戯れ、その純真無垢さをこの上なく発揮している。現存プリントは途中の1巻が欠落している。

1943(満洲映画協会=松竹下加茂=台湾総督府)高砂族の娘・サヨン(監)清水宏(脚)長瀨喜伴、牛田宏、斎藤寅四郎(撮)猪飼助太郎(美)江坂実(音)古賀政男(出)近衛敏明、大山健二、若水絹子、島崎溌、中川健三、三村秀子、水原弘志、中村実

  • 長瀬記念ホール OZU
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