39幼児教育80年代作品集

- 計86分
幼児教育をめぐり多角的にアプローチした時枝は、80年代には幼児の主体的な成長を扱ったケース・スタディ的作品群を発表。映像と音声を活かす試みを進化させながら、ナレーションの代わりに対話形式による解説音声を付け、作品の主題を観客に共有する。『こころをひらく』では、集団行動になじめない幼児たちの振る舞いから個々の心理を表すサインに着目する。『みどりぐみ』では、砂場を工事現場に見立てて活動する5歳児たちを通じて、幼児期の自己充実のための環境作りを考える。3歳児たちを取材した『みる、きく、たしかめる』では、視覚や聴覚を軸にして体験を広げていくさまを観察する。『いいこといいこと考えた』では、5歳児たちが箱積木やコマで遊びながら数量の概念を体得していく様子を描く。
こころをひらく 育ちあいをもとめる保育
- 21分
- 16mm・カラー
1981(岩波映画製作所)(監・制作)時枝俊江(撮)八木義順(録音)佐久間俊夫

みどりぐみ こ・う・じ・げ・ん・ば 幼児の自己充実をもとめて
- 22分
- 16mm・カラー
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1982(岩波映画製作所)(監)時枝俊江(撮)八木義順(録音)佐久間俊夫

みる、きく、たしかめる 創りだす自分のせかい
- 22分
- 16mm・カラー
1983(岩波映画製作所)(監)時枝俊江(撮)八木義順(録音)佐久間俊夫

いいこといいこと考えた 遊びでひろがる数量の世界
- 21分
- 16mm・カラー
1985(岩波映画製作所)(監)時枝俊江(撮)八木義順(録音)佐久間俊夫

- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU