31九條映子/田中未知

- 計81分
戦後の日本アングラ演劇の旗手であり、詩人、写真家、映画作家など多岐にわたり活躍した寺山修司。九條映子、そして田中未知は、劇団「天井桟敷」にも携わるとともに、さまざまな実験を試みた寺山の映画作りにも貢献した。『迷宮譚』はスクリーンをドアに見立てて無限の世界を表現し、カンヌ国際映画祭監督週間に正式招待された。イメージを皮膚になぞらえた『疱瘡譚』では、疫病のように伝染するさまを描く。『審判』では、あらゆる物に釘が打ち込まれ、スクリーンの境界がメタ構造として示される。
*小型の特殊スクリーンを用いて小ホールで上映します。(2/16更新)
疱瘡譚
- 31分
- 16mm・カラー
1975(映画実験室 人力飛行機舎)(制作)九條映子(音)田中未知(編集)大島ともよ(監)寺山修司(撮)鈴木達夫(出)新高恵子、蘭妖子、小野正子、中沢清、佐々田季司

迷宮譚
- 16分
- 16mm・カラー
1975(映画実験室 人力飛行機舎)(制作)九條映子(制作・音)田中未知(編集)大島ともよ(監)寺山修司(撮)福元文一(出)新高恵子、蘭妖子、佐々田季司、目黒茂、植田紀美江

審判
- 34分
- 16mm・カラー
1975(映画実験室 人力飛行機舎)(制作)九條映子、田中未知(編集)大島ともよ(監)寺山修司(撮)福元文一(音)J・A・シーザー(出)新高恵子、蘭妖子、佐々田季司、目黒茂、植田紀美江

- 長瀬記念ホール OZU
- 小ホール