8鈴木紀子と森山季子

  • 計126分

幼き者の旗

  • 73分
  • 35mm・白黒

『チョコレートと兵隊』の佐藤武とのコンビ作として、銃後の児童生活を詩情豊かに描く。父が応召した兄弟(小高たかし、まさる)は、母(沢村)とともに祖父(汐見)宅に身を寄せ、同級生たちと戦争ごっこに興じる。弟の修一郎(小高まさる)は出征中の家族がいることを示す旗を友達の家よりも高く掲げようとするが…。

1939(東宝京都)(脚)鈴木紀子(監)佐藤武(原)氏原大作(撮)河崎喜久三(美)山崎醇之輔(音)伊藤昇(出)小髙まさる、小髙たかし、澤村貞子、汐見洋、神田千鶴子

毋を讃へる歌

  • 53分
  • 35mm・白黒

「健康優良児表彰制度」10周年記念タイアップ映画。寡婦となった母(吉川)は、生計のために保険外交員となる。10年後、病弱だった息子(三井)を含め三児は立派に成長したが、同僚(小林)との揉め事で母が辞職するに至り、子どもたちは母の苦労を思い知る。森山季子は戦前松竹大船での唯一の女性脚本家であり、鈴木とはシナリオ作家協会の活動などを通じて交流もあった。

1939(松竹大船)(脚)森山季子(監)原研吉(脚)野田髙梧(撮)厚田雄治(美)植田種康(音)篠田謹治(出)吉川満子、斎藤達雄、三宅邦子、三井秀男、三浦光子、水島亮太郎、小林十九二

  • 小ホール
  • 小ホール