40羽田澄子

  • 計118分

羽田澄子は、岩波映画製作所にて1957年から80本以上を監督し、1980年に定年退職後は工藤充プロデューサーとのコンビにより精力的に長篇を発表。幅広い作品群の中から女性史研究の観点からも興味深い2本を上映する。岩波映画の自主企画である監督第1作『村の婦人学級』では、全国的な婦人学級の活動を背景として、滋賀県の農村で主婦たちが新時代の考え方に目覚めていく姿を取材した。『女たちの証言』は、大正から昭和初期に活動した社会主義運動家の妻たちが一堂に会して、1982年に行われた座談会のドキュメンタリー。進歩的とされた労働運動における女性への差別などの経験も語られ、真の女性解放について問いを投げかける。

村の婦人学級

  • 25分
  • DCP・白黒

1957(岩波映画製作所)(監・脚)羽田澄子(撮)小村静夫(録音)桜井善一郎

女たちの証言 ―「労働運動のなかの先駆的女性たち」―

  • 93分
  • 16mm・カラー

1996(自由工房)(監・構成)羽田澄子(編集)加納宗子(演出助手)小高美奈、堀山博子(撮)瀬川浩、宗田喜久松(録音)瀧澤修、田辺信通(音)湯浅譲二(出)丹野セツ、鍋山歌子、福永操、山内みな、石堂清倫(解)喜多道枝

  • 小ホール
  • 小ホール