『ダイヤの王國』[不完全版] L’Empire du Diamant (The Empire of Diamonds)

- 52分
- 16fps・35mm・無声・染色/調色/染調色・フランス語/スペイン語インタータイトル
レオンス・ペレのアメリカ時代最後の作品と言われる探偵活劇。自然光や逆光をいかした美しい構図や、サスペンスの巧みな演出が遺憾なく発揮されている。小松弘氏旧蔵の美しい染色プリントからの復元版で、1・2巻、ラストが欠落。アメリカのダイヤモンド会社の経営者・ヴェルシニーは、市場を荒らす人工ダイヤの出所を探るため、娘のミシェルとパリへ行き、秘密探偵ベルナックと、人工ダイヤの組成に成功した科学者アンダーセンの協力を得る。捜査上に、以前アンダーセンを雇っていたグレーヴスと、その仲間のトラーズィが浮上。グレーヴスは、ヴェルシニーに恨みを持つランブリ男爵を仲間にいれ、トラーズィもヴェルシニー宅にメイドとして仲間のホプキンスを送り込む。<以上欠落部分>ヴェルシニーとアンダーセンに、グレーヴスの魔手がのび、ベルナックらは、行方不明のヴェルシニーと人工ダイヤの謎を追う。
1920(レオンス・ペレ・プロダクション)(監) (脚)レオンス・ペレ(原)ヴァレンティヌ・マンデルスタム(撮) ルネ・ギッサール(ルネ・ガイサート)(出)ロバート・エリオット、ルーシー・フォックス、ヘンリー・セル、レオン・マト
*不燃化・染色・調色:(株)IMAGICAウェスト