7群狼の街TRY AND GET ME! (THE SOUND OF FURY)

85分→ 92分- 35mm・白黒
原作は1933年に米国で実際に起きた、殺人犯に対するリンチ事件を題材にした小説で、同じ事件を映画化した先駆として、フリッツ・ラングの『激怒』(1936)がある。本作は、貧窮にあえぐ無職の主人公が道を踏み外す犯罪映画として始まるが、やがて描写の中心は、地方新聞による殺人事件の扇情的な報道とそれに踊らされる大衆への批判に移る。監督のサイ・エンドフィールドもまた、この後「赤狩り」で迫害され、1953年以降は英国に移って創作を続けた。日本劇場未公開。
1950(ロバート・スティルマン・プロ)(監)サイ・エンドフィールド(原・脚)ジョー・パガーノ(撮)ガイ・ロー(美)ペリー・ファーガソン(音)ヒューゴ・フリードホーファー(出)フランク・ラブジョイ、キャサリーン・ライアン、ロイド・ブリッジス、リチャード・カールソン
35mm restored print courtesy of the UCLA Film & Television Archive. Restoration funding provided by the Film Noir Foundation.
- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU