2虚栄の市BECKY SHARP

- 85分
- 35mm・カラー
3色式テクニカラーを用いた最初の長篇作品で、彩度が高く豊かなコントラストを持った「総天然色映画」時代の幕開けを高らかに告げた。原作は、サッカレーの名高い小説「虚栄の市」を戯曲化した「ベッキー・シャープ」。19世紀初め、ナポレオン戦争期の英国階級社会を舞台に、ハリウッドの名花ミリアム・ホプキンスが、野心に燃えて上昇と転落を繰り返す女性を熱演する。撮影のレイ・レナハンは後に『風と共に去りぬ』(1939、ヴィクター・フレミ ング)でアカデミー撮影賞を受賞するなど、カラー撮影のパイオニアとして知られる。
1935(パイオニア・ピクチャーズ)(監)ルーベン・マムーリアン(原)ラングドン・ミッチェル(脚)フランシス・エドワード・ファラゴー(撮)レイ・レナハン(美)ロバート・エドモンド・ジョーンズ(音)ロイ・ウェブ(出)ミリアム・ホプキンス、フランシス・ディー、アラン・モーブリー、ナイジェル・ブルース
35mm restored print courtesy of the UCLA Film & Television Archive. Restoration funding provided by The Film Foundation.
- 長瀬記念ホール OZU
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