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余呉湖のほとりで糸取女として雇われたさく(佐久間)は、同郷の宇吉(中村嘉津雄)と次第に惹かれあっていく。やがて宇吉が兵役で工場を離れ、さくは有名な長唄の師匠、桐屋紋左衛門(中村鴈治郎)に見初められて京都へ移ると非情な運命が男女を襲う。ラストの実験的な舞踏シーンをはじめ色彩表現に趣向を凝らしている。
1966(東映京都)(監)田坂具隆(原)水上勉(脚)鈴木尚之(撮)飯村雅彦(美)鈴木孝俊(音)佐藤勝(出)佐久間良子、中村賀津雄、中村鴈治郎、千秋実、木暮実千代、悠木千帆、田中邦衛