21雪国

  • 133分
  • 35mm・白黒

戦前から小津安二郎、五所平之助などが映画化を狙っていたが実現できずにいた川端康成の同名小説を豊田四郎が映画化。雪深い温泉場を舞台に、結ばれぬと知りながらどうしても離れられない男女の愛の悶えが切々と綴られる。原作の有名な冒頭を再現したオープニングをはじめ、原作の行間に込められた情感が、雪国の美しい風物と岸惠子、池部良の繊細な演技によって画面ににじみ出る。

1957(東宝)(監)豊田四郎(原)川端康成(脚)八住利雄(撮)安本淳(美)伊藤熹朔、園真(音)団伊玖磨(出)池部良、岸惠子、八千草薰、久保明、田中春男、中村彰、浪花千榮子、多々良純、森繁久彌、加東大介

  • 小ホール
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