12或る夜の殿様

- 112分
- 35mm・白黒
衣笠貞之助監督の戦後第1作。明治時代の鉄道敷設を巡る利権争いを背景に、欲に目の眩んだ人間の浅薄な姿を、笑いと皮肉をこめて描き出した喜劇映画。鉄道敷設の決定を左右する水戸家当主の弟が失踪中であるのをよいことに、大阪商人の3人組は苦学生と思しき書生(長谷川)を代役に仕立てるが…。時代劇の巨匠が占領期に手がけた本作は、戦後社会に明るい笑いを届け大ヒットを飾った。
1946(東宝)(監)衣笠貞之助(脚)小國英雄(撮)河﨑㐂久三(美)久保一雄(音)鈴木靜一(特殊効果)圓谷英一(出)長谷川一夫、藤田進、大河内傳次郎、山田五十鈴、高峰秀子、飯田蝶子、吉川満子、志村喬、菅井一郎、進藤英太郎
- 小ホール
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