33夜の鳩

- 70分
- 16mm・白黒
浅草の小料理屋たむらの元看板娘おきよ(竹久)は、兄嫁による経営方針の転換で江戸前の店が変質したことを嘆いている。また、おきよは加齢による容色の衰えに焦り、好意をよせていた劇作家の村山(月形)を妹おとし(五條)にとられることを恐れている。おしげ(梅園)もやくざな義父と母の間で苦悩する。女性たちの過酷な運命が酉の市の賑やかさと対比的に繊細に描かれる。武田麟太郎の原作シナリオの映画化。
1937(J.O.スタヂオ)(監)石田民三(脚)武田麟太郎(撮)玉井正夫(美)髙橋庚子(音)深井史郎(出)竹久千惠子、梅園竜子、五條貴子、林喜美子、岡田和子、葵令子、松岡あや子、月形竜之介、深見泰三、淺野進二郎
- 長瀬記念ホール OZU
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