32天明怪捕物 (ふくろ)

  • 計76分

天明怪捕物 (ふくろ)

  • 59分
  • 35mm・16fps・無声・染色・不完全

目明し(阪東)と与力(御園)が謎の怪盗「梟」を追う捕物帖。団徳磨がメーキャップ、扮装に凝りだした最初期のもの。現存フィルムに監督クレジットが欠落しており、石田の兄弟弟子「原敏雄」監督第一作ともいわれるが、『日本映画俳優名鑑 昭和九年度』等、石田の監督作として扱っている文献もある。

1926(東亜キネマ)(原)石田民三(美)西山桂太郎、伊久美貞吉(出)阪東太郎、団徳麿、御園晴峰、片岡左衛門、沢村勇、華村愛子、浅間昇子、川端繁

おせん

  • 17分
  • 35mm・16fps・無声・白黒・部分

新興キネマ時代の石田の代表作。おせん(鈴木)、菊之丞(木村)の悲恋物語だが、現存する断片は、2人がお蓮(泉)の奸計で別れた事情を知らない松五郎(小宮)が菊之丞宅へ殴り込み、春信(松本)に菊之丞の浮世絵を描いてくれるようおせんが泣き口説く場面で、映画の後半部分。新聞連載時に話題になった小村雪岱の挿絵を再現した美術も確認できる。

(原版寄贈:佐藤圭一郎)

1934(新興キネマ)(監)石田民三(原)邦枝完二(脚)山内英三(撮)三木稔(出)鈴木澄子、松本泰輔、木村正二郎、泉清子、若葉馨、小宮一晃、川崎猛夫、隅田ます代、新見映郎、歌美陽子、岬洋児、日向光、並木錦子

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU