4〈イングリッド・バーグマン選集〉

- 計140分
世界的に知られたスウェーデン人女優、イングリッド・バーグマンの選集。スウェーデン時代の代表作の一つ『女の顔』(1989年日本公開)では、整形手術により身も心も美しく変化し、加担しそうになっていた悪事を自らの意志で阻む女性を演じる。バーグマンはその後ハリウッドに迎えられ、さらにはイタリア人監督R・ロッセリーニと公私にわたるパートナーになる。『イングリッド・バーグマン、バーンスにて』は、久々に故国に帰ったバーグマンが、人々に温かく迎えられる様子をとらえる。同じく貴重な記録映画『ロッセリーニ家とのひととき』では、ロッセリーニ作品『イタリア旅行』(1953)の撮影風景と、その合間にくつろぐ一家の様子が映し出される。モーパッサンの同名短篇を映画化した「首飾り」は、オムニバス作品『刺激』の一挿話。バーグマンは虚飾ゆえに不幸な境遇に転落する妻を見事に演じる。モランデルとは本作が最後のコラボレーションとなったが、その隙のない演出は残酷なまでに冴えわたっている。
※英語字幕も付いています(with English subtitles)
トーク追加のお知らせ(11/14追記)
カイサ・ヘードストルム氏(スウェーデン映画協会映画遺産部)のトークを12月7日(金)3:00pmから、上映前に行います。
*トークは15分ほど(通訳含む)を予定しています。
*トークのみの参加はできません。
女の顔En kvinnas ansikte (A Woman’s Face)
- 101分
- DCP・白黒
1938(SF)(監)グスタヴ・モランデル(原)フランソワ・ド・クロワッセ(脚)ユスタ・ステーヴェンス、スティーナ・ベリマン、ラグンヒルド・プリム(撮)オーケ・ダールクヴィスト(美)アーネ・オーケルマルク(音)エーリク・ベングトソン(出)イングリッド・バーグマン、トーレ・スヴェンベリ

イングリッド・バーグマン、バーンスにてMed Ingrid Bergman på Berns (With Ingrid Bergman at Berns: Swedish Film Society Awards)
- 6分
- DCP・白黒
1953(サンドレヴス)(出)イングリッド・バーグマン、ロベルト・ロッセリーニ

ロッセリーニ家とのひとときKort möte med familjen Rossellini (Meeting the Rossellinis)
- 6分
- DCP・白黒
1953(エローパ・フィルム)(監・脚)ヤット・エングストルム(撮)スーレン・ガウフィン(出)イングリッド・バーグマン、ロベルト・ロッセリーニ、イザベラ・ロッセリーニ、ジョージ・サンダース(解)ニルス=グスタヴ・ホルムクヴィスト

首飾りSmycket (The Necklace)
- 27分
- DCP・白黒
1967(SF)(監・脚・出)グスタヴ・モランデル(脚)アールランド・ヨーセフソン(撮)グンナル・フィッシェル(出)イングリッド・バーグマン、グンナル・ビョーンシュトランド、グンネル・ブローストルム

- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU
※上映前にカイサ・ヘードストルム氏(スウェーデン映画協会映画遺産部)のトークがあります