4不壞の白珠 他

- 計103分
松竹時代の清水宏は、メロドラマやシリーズものなど「蒲田調」を支えるプログラム・ピクチャーを多く手がけながらも、斬新でモダンな感覚を持つ新進気鋭の監督として注目されていた。『不壞の白珠』は、清水による菊池寛の小説の映画化。俊枝(八雲)は成田(高田)に好意を寄せているが、成田はそれに気づかず俊枝の妹・玲子(及川)と結婚してしまう。玲子の奔放さゆえ、二人の結婚生活も長くは続かないが…。俊枝の孤独や挫折が、ショット構成、編集など、映画的手法の駆使によって表現され、城戸四郎に一目置かれた清水のメロドラマ演出の才腕を堪能できる。2018年に神戸映画資料館で断片が発見された『恋の捕縄』とともに上映。
2020年7月11日(土) 4:00 PM ★伴奏付上映
伴奏:柳下美恵
上映後、柳下氏によるトークがあります
※前売指定席券は完売しました(7月7日更新・最新情報はチケットぴあのページをご覧ください)
恋の捕縄
- 2分
- 18fps・35mm・無声・白黒・断片
1925(松竹蒲田)(監・原・脚)清水宏(撮)佐々木太郎(出)奈良真養、森肇、吉村秀哉、石山龍嗣、筑波雪子、田中絹代、二葉かほる、人見松調、富士龍子

不壞の白珠[染色版]
- 101分
- 24fps・35mm・無声・染色
1929(松竹蒲田)(監)清水宏(原)菊池寛(脚)村上徳三郎(撮)佐々木太郎(美)水谷皓(出)八雲恵美子、髙田稔、及川道子、新井淳、小村新一郎、鈴木歌子、伊達里子、髙尾光子、小藤田正一、藤田陽子、滝口新太郎、谷崎龍子

- 長瀬記念ホール OZU
♪伴奏:柳下美恵 *上映後トークあり(前売指定席券は完売)
- 長瀬記念ホール OZU