3民族の叫び 他

- 計123分
『民族の叫び』は満蒙開拓宣伝のための大作映画で、満鉄が出資し、満洲でロケーション撮影が行われた。山東省の豪家・楊老大人(井上)や、父の「日中親善」の遺志を継ぐ福本眞太郎(岩田)を軸に、理想郷としての満洲開拓の意義が説かれる。オリジナルは12巻だが、現存するのは後半部分と思われる。『島の娘』は、当時の大ヒット曲をモチーフにしたサウンド版小唄映画。伊豆大島を舞台に、若者たちのすれ違いと悲恋が抒情豊かに描かれる。当時、三原山で続発した若者の自殺が、物語に機敏に取り入れられている。
民族の叫び
- 61分
- 18fps・35mm・無声・白黒・部分
1928(松竹蒲田)(監)野村芳亭(原)黄子明(脚)吉田百助(撮)小田浜太郎(出)井上正夫、清水一郎、筑波雪子、岩田祏吉、木村健兒、東榮子、岡田宗太郎、押本映治、松浦浪子

島の娘
- 62分
- 35mm・サウンド版・白黒
1933(松竹蒲田)(監)野村芳亭(原)長田幹彦(脚)柳井隆雄(撮)長井信一(美)脇田世根一(音)佐々木俊一(出)坪内美子、竹内良一、江川宇礼雄、若水絹子、岩田祐吉、鈴木歌子、河村黎吉、宮島健一、水島亮太郎、高松栄子、兵藤静枝

- 長瀬記念ホール OZU
- 長瀬記念ホール OZU