1人生の春/十誡I LIFVETS VÅR/GRÄNSFOLKEN

  • 計100分

人生の春I LIFVETS VÅR

  • 54分
  • 17fps・35mm・無声・染色

孤児の娘が、青年に助けられ美しく成長し…。
[解説]フランスのパテ・フレールがスウェーデンに設立したスウィーディッシュ・パテが製作した作品で、監督はフランス人のポール・ガルバーニが担当。室内場面撮影はリーディンゲのスヴェンスカ・ビオ社が所有する撮影所内で行われた。スウェーデン無声映画史上の三大監督クレルケル、シェーストレーム、スティルレルが、揃って俳優として出演した記念碑的な作品といえる。また本作は大正2(1913)年、日本で初めて公開されたスウェーデン映画である。

1912(パテ・フレール)(監)ポール・ガルバーニ(原)オーギュスト・ブランシュ(脚)アブドン・ヘドマン(撮)ヴィリ・ノイマイヤー(出)イェオイ・アフ・クレルケル、セルマ・ヴィークルンド・アフ・クレルケル、ヴィクトル・シェーストレーム、アンナ・ノリエ、マウリツ・スティルレル、アストリッド・エンゲルブレヒト、ヴィクトル・アルフヴィッソン

十誡GRÄNSFOLKEN

  • 46分
  • 17fps・35mm・無声・白黒

同じ女性を愛した兄弟が、敵同士に分かれ…。
[解説]国境や民族(とりわけユダヤ民族)に関する主題は、マウリツ・スティルレルの初期作品世界の中で重要な場所を占めている。日本公開時には『十誡』という奇妙な邦題がつけられたが、原題は「国境の民」という意味である。中欧の架空の国を舞台にしたこうした作品の中で、フランスやデンマーク映画の影響から脱した、スティルレルの個性がすでに色濃く認められる。

1913(スヴェンスカ・ビオ)(監)マウリツ・スティルレル(原)エミール・ゾラ(脚)ペーター・リュッケ=セースト(撮)ユリウス・ヤエンソン(出)ヨン・エクマン、エギル・エイデ、リシャルド・ルンド、カール・ボーリン、スティーナ・ベルイ、エディット・エラストフ

  • 長瀬記念ホール OZU
    ★伴奏:柳下美恵
  • 長瀬記念ホール OZU