熱海の若い医師・江間(三船)は、近郊で療養中の九鬼(宇野)の主治医となるが、東京から九鬼を見舞いに訪れる妻・典子(田中)に惹かれてしまう。不倫や病いといった重い題材だが、快活な三船敏郎の存在が爽やかな後味を残す。
1950(松竹=田中絹代プロ)(監・脚)木下惠介(撮)楠田浩之(美)森幹男(音)木下忠司(出)田中絹代、三船敏郎、宇野重吉、薄田研二、吉川満子、増田順二、髙松榮子、音羽久子、鈴木彰三