美女桜［暴風篇・黎明篇］

• 114分
• 35mm・白黒

松竹京都の主軸として任侠・歌謡時代劇などを手がけていた大曽根辰夫が、大佛次郎による時代小説を映画化。越前椎谷の小大名の隠居を機に、嫡子暗殺を企む渋江帯刀（海江田）一派と、それを阻もうとする秋月十太夫（坂東）ら浪人たちが熾烈な跡目争いを繰り広げる。渋江らの悪事を雄弁に語る「阿呆陀羅経」など、本作では劇中歌が物語の進行に重要な役割を果たしている。

1940（松竹京都）（監）大曽根辰夫（原）大佛次郎（脚）齊木大𠮷（撮）服部幹夫（美）山田竹治郎（音）高橋虎之助（出）坂東好太郎、海江田譲二、尾上栄五郎、川浪良太郎、坪井哲、高松錦之助、関操、北見礼子、久松三津枝、太田順子