21世紀から観る小津安二郎の映画と空間(対談)

種田陽平(美術監督) × 周防正行(監督)
1984年公開当時、低予算のピンク映画にもかかわらず大きな話題を呼んだ周防正行監督の『変態家族 兄貴の嫁さん』。小津映画にオマージュを捧げたこの映画の美術は、一般映画で助手として仕事をしていた種田陽平氏だった。出会いから30年たった今、この二人が、小津映画独特の美術、また、映画と映画美術の関係について対談する。上映は、小津安二郎監督が唯一東宝に招かれオール東宝スタッフで撮ったアグファカラーの美しいオールスター映画『小早川家の秋』。
参考上映小早川家の秋
- 103分
- カラー
with English subtitle *英語字幕版での上映
(監)小津安二郎(出)中村鴈治郎、原 節子、小林桂樹

- 長瀬記念ホール OZU