【Iプログラム】空回りする直美/ワンダリング・メモリア/紅の空

  • 計101分+トーク

ゲスト 監督来場予定

空回りする直美

  • 44分
  • カラー

困難を笑い飛ばす力強さとヒップホップ

直美は、発達障害とチック症を抱える兄・慎吾と父親との3人暮らし。兄と父親は衝突が絶えず、自身もバイト先で失敗ばかりだが、持ち前の明るさで兄を見守る日々を楽しく生きている。しかしある日、公園での言動が意図せず慎吾を傷つけてしまう…。困難を抱えながらも、豊か過ぎる個性を湛える兄妹の姿をユーモラスに描く。

(監)中里ふく(20歳/東放学園映画専門学校 映画制作科)

ワンダリング・メモリア

  • 18分
  • カラー

「記憶」と「場所」と「幽霊」と。

幼い頃に住んでいた団地がもうすぐ取り壊されると知ったハルカは、同棲する恋人のナツキと共に団地へと夜の散歩に出かける。辿り着いた寂しげな団地、そこでハルカは、かつて立ち入り禁止の屋上で、幽霊を見た記憶を思い出す。ノスタルジックな記憶が、鮮明に蘇り現実をも侵食していく。劇団を主宰する監督によるホラー。

(監)金内健樹(35歳/フリーター)

紅の空

  • 39分
  • カラー

赤い空の下で抗う高校生の憂鬱

環境の汚染で空が真っ赤に染まった日本。札幌から東京に進学した高校生・柏木糸は、閉塞感が漂う社会の中で友達と出会い、初恋を経験する。選べない世界で、それでも何かを掴もうともがく青年の姿を独特な色彩で鮮烈に描く。若干17歳にして数多くの作品を制作する監督が、大胆に、そして繊細に“社会の在り方”を活写。

(監)瀨川翔(17歳/三田国際科学学園高校)

  • 長瀬記念ホール OZU
    トークあり
  • 長瀬記念ホール OZU
    トークあり