BPFFアワード2021 Bプログラム

- 計81分+トーク
豚とふたりのコインランドリー
- 22分
些細だけれど大切な時間をワンカットで描いた野心作
<セレクション・メンバーによる[ココがすごい!]>
見えているのは、コインランドリーで豚のぬいるぐみと二人の男女だけ。タイトルその通り。それでも二人やその町の背景が見えてくる。そして二人の過去や未来までもが想像できる。一つの空間を越えることができるのは、まさに映画。
森川和歌子(映画人材育成事業スタッフ)
(監)蘇 鈺淳(26歳/台湾出身/東京藝術大学大学院 映像研究科映画専攻)

Parallax
- 34分
見る側に解釈を委ねる、自由さ溢れるアニメーション
<セレクション・メンバーによる[ココがすごい!]>
根底では単純でない不変的なものを巡り廻らせ、柔らかな質感で余白を持って描くことで、その時の自分の状況・感情でも残るものが変わり、繰り返し観たくなる。1つの群衆の中の正解にならない事は、その世界にとって不正解なのか。
稲垣美音(デザイナー)
(監)野辺ハヤト(49歳/埼玉県出身/フリーランス)

巨人の惑星
- 25分
「巨人がいる」という男の強烈な世界観を信じるか?
<セレクション・メンバーによる[ココがすごい!]>
静かに響く荘厳な音楽と低く構えたカメラの長回し。冒頭からどこか禍々しい雰囲気に引き込まれる。アパートの一室での二人の男のたわいもない会話劇から、深い夜の闇へと観客の想像力をいざなっていくラストに注目。
久保田ゆり(PFFスタッフ)
(監)石川泰地(25歳/東京都出身/フリーター)

- 小ホール
ゲスト来場予定
- 長瀬記念ホール OZU
ゲスト来場予定