東海道四谷怪談

- 77分
- 35mm・カラー
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浪人の民谷伊右衛門(天知)は恋人・お岩(若杉)の父親を秘密裏に斬殺して彼女と江戸へ向かうが、やがて武家の娘に見初められ、邪魔になったお岩を始末しようとする。鶴屋南北の歌舞伎狂言をベースに、寸分の狂いもないスタッフワークによる絢爛たる様式美と人間の業にまつわる考察を突きつめた中川の怪談映画の集大成にして日本映画史に残る恐怖映画の金字塔。1990年代以降、本篇ラストの立廻りにおける伊右衛門の主観ショット等に欠落していた、画面全体を「赤」に染める現像上の特殊効果を再現したニュープリントを上映。
1959(新東宝)(監)中川信夫(原)鶴屋南北(脚)大貫正義、石川義寛(撮)西本正(美)黒沢治安(音)渡辺宙明(出)天知茂、若杉嘉津子、江見俊太郎、北沢典子、中村竜三郎、池内淳子、林寛、花岡菊子、大友純
★印の回は上映後に高橋洋氏(映画監督)によるトーク(約40分)があります(聞き手:当館研究員・宮本法明)。
- 長瀬記念ホール OZU
★トークあり
- 長瀬記念ホール OZU