5コタンの口笛

- 126分
- 35mm・カラー
原作は北海道出身の児童文学者・石森延男の代表作。北海道の千歳近くにあるコタン(アイヌ村落)で、差別意識と闘いながら強く正しく生きていこうとするアイヌ姉弟のマサ(幸田)とユタカ(久保賢、後の山内賢)を描く。女性や夫婦を主人公とするメロドラマを得意とした成瀨巳喜男が、久々に子どもを主役とする題材を取り上げた作品。玉井正夫のキャメラが、夏から秋にかけての北海道の風景を叙情味あふれる画面に収めている。北海道出身でアイヌ音楽にも造詣の深い伊福部昭が音楽を手掛けた。
1959(東宝)(監)成瀨巳喜男(原)石森延男(脚)橋本忍(撮)玉井正夫(美)中古智(音)伊福部昭(出)久保賢、幸田良子、森雅之、宝田明、久保明、水野久美、志村喬、山茶花究、田島義文、土屋嘉男、大塚国夫、中北千枝子、左卜全
- 小ホール
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