女性に関する十二章

- 87分
- 35mm・白黒
伊藤整のベストセラーを、原作者を劇中に登場させるなどメタ的な構成で映画化した市川崑の恋愛喜劇。学生時代から交際を続けるバレリーナのミナ子(津島)と銀行員の小平太(小泉)。昇進を契機としてようやく結婚に踏み切ろうとする小平太だったが、そんな矢先、ミナ子の身辺にも大きな変化が生じ…。鏡の映り込みや俯瞰ショットなど凝った画面構成、終盤の海や空といった自然風景の撮影が秀逸。
1954(東宝)(撮)三浦光雄(監)市川崑(原)伊藤整(脚)和田夏十(美)河東安英(音)黛敏郎(出)津島惠子、小泉博、有馬稲子、久慈あさみ、上原謙、太刀川洋一、中北千枝子、小泉澄子、三好栄子、坪内美子、徳川夢声