28処女が見た

- 84分
- 35mm・白黒
当時20歳の安田道代の大映入社第1回作品。親の愛情に飢え、周囲に心を閉ざす不良高校生の硬質な佇まいと、心を許した者へ示す動物的な情愛という振幅の大きい演技を見事に見せている。これに対する若尾文子が『雁の寺』(1962、川島雄三)同様に頽廃的な欲望の対象となる尼僧役を演じ、キッチュな魅力を振りまく。
1966(大映京都)(監)三隅研次(脚)舟橋和郎、小滝光郎(撮)牧浦地志(美)下石坂成典(音)小杉太一郎(出)若尾文子、安田道代、城健三朗、小夜福子、小柳徹、伊達三郎、若杉曜子、内田朝雄、寺島雄作、南部彰三、岡島艶子
- 長瀬記念ホール OZU
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