20金色夜叉 他

  • 計122分

金色夜叉[赤澤大助版]

  • 45分
  • 35mm・サウンド版・白黒

尾崎紅葉の未完の同名小説を映画化。1910年代からたびたび映画会社が取り上げてきた原作であるが、本作は浪花家辰丸の浪花節を活用したサウンド版浪花節も活用したトーキーとして製作された。1931年に設立され、主として無声映画を手がけてきた赤澤キネマは、1935年に活動を停止した。

※解説を修正しました(8月15日)。

1934(赤澤キネマ)(監)赤澤大助(原)尾崎紅葉(撮)佐竹三男(音)浪花家辰丸(出)片桐敏朗、四条華子、靜香八郎、高梨俵堂、曽我迺家蝶太郎、西條伸、白井君雄

金色夜叉[清水宏版]

  • 77分
  • 35mm・白黒

『金色夜叉』の最初のトーキー作品。人物の設定も近代的に改変され、波打ち際で貫一が宮を蹴り倒す原作の有名な場面も、海沿いの車道で揉める2人を遠景でとらえた、清水らしいものになっている。脚本の源尊彦は清水のペンネーム。

※解説を修正しました(8月15日)。

1937(松竹大船)(監)清水宏(原)尾崎紅葉(脚)源尊彦、中村能行(撮)青木勇(美)江坂実(音)伊藤宜二(出)夏川大二郎、川崎弘子、近衛敏明、三宅邦子、上山草人、佐分利信、笠智衆、豊田満、武田秀郎、佐野周二、大塚君代、吉川満子

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU