16嗚呼 満蒙開拓団

- 120分
- 35mm・カラー
1932年の満洲国建国以来、国策によって中国大陸に送り込まれた多くの日本人移民は、敗戦後、遺棄されたも同然の悲惨な運命をたどる。1980年代に「中国残留日本人孤児」の訪日調査が始まり、国家賠償請求訴訟へと発展した。本作は裁判で請求が棄却される場面から始まり、監督が現在の中国東北部にある中国人によって建てられた「方正地区日本人公墓」への日本人ツアーに同行する姿を追う。大連で生まれ、戦後の引き揚げ体験をもつ羽田の視点は、歴史の現実を追求しながらも、日中双方の体験者への温かいまなざしに満ちている。
デジタル原版からの35mmフィルム化。
2008(企画製作)自由工房(監・解)羽田澄子(製)工藤充(撮)相馬健司(ピアノ)高橋アキ(解)喜多道枝
- 小ホール
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