7それから

  • 130分
  • 35mm・カラー

『家族ゲーム』(1983)などにより新世代の感性を注目され、一線に躍り出た直後の森田芳光が、漱石の映画化に挑んだ作品。「明治もの」未経験の森田のために、黒澤は要所に経験豊かなスタッフを起用した。原作の精神を忠実に写し取ろうとする一方で、時代考証は必ずしも厳密になされず、森田のイメージの中の明治時代が追求されている。主人公の心象風景を表す幻想的な映像も印象に残る。

1985(東映)(プロデューサー)黒澤満、藤峰貞利(監)森田芳光(原)夏目漱石(脚)筒井ともみ(撮)前田米造(美)今村力(音)梅林茂(出)松田優作、藤谷美和子、小林薫、美保純、森尾由美、川上麻衣子、笠智衆、草笛光子、風間杜夫、中村嘉葎雄

*1月26日(土)1:30amの回はバリアフリー上映を行います。詳細はこちら

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU
    ※バリアフリー上映