川口松太郎の同名小説の2度目の映画化。初のカラー化にあたり、吉井勇の時代考証、伊東深水の衣裳考証と、丁寧な美術設計がなされた。音楽も流行歌と新内、オーケストラなど、大正時代の物語を色彩感豊かに描く。
1956(松竹京都)(音)木下忠司(監)大曽根辰保(原)川口松太郎(脚)井手雅人(撮)石本秀雄(美)水谷浩(出)髙田浩吉、淡島千景、山村聰、多々良純、石浜朗、小山明子、坂東簑助