7阿賀に生きる

  • 115分
  • 16mm・カラー

佐藤真ら7人の映画スタッフが新潟県の阿賀野川流域で3年間にわたって実際に生活しながら、当地の人々の生きざまを映し出したドキュメンタリー。日々の営みに丹念に寄り添うことで、彼らの暮らしを脅かしてきたもの、いまなお残る新潟水俣病の傷跡を静かに浮かび上がらせていく。1990年代以降の日本のドキュメンタリー映画の流れのなかで存在感を示した佐藤の長篇第1作にして、「日常と不在」を見つめ続けた彼の作家的資質が凝縮された作品である。

1992(阿賀に生きる製作委員会)(監)佐藤真(撮)小林茂(録音・解)鈴木彰二(音)経麻朗

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU