11佐野和宏/瀬々敬久プログラム

  • 計126分

Don’t Let It Bring You Down

  • 61分
  • 35mm・カラー

自衛隊の機密文書を持ち出した自衛官(佐野)とその妻(岸)は、映画青年(梶野)の助けも借りて追っ手から逃げ、臨終の際にいる妻の父親のもとに向かう。集団に隷属することへの危機感と映画への愛がストレートに表現されたピンク映画。佐野和宏、佐藤寿保、瀬々敬久、サトウトシキは、性表現にとどまらないテーマを導入して「ピンク四天王」と呼ばれ、作家性の面からも評価された。初公開時のタイトルは『変態テレフォンONANIE』。

1993(国映)(監・脚・出)佐野和宏(撮)斎藤幸一(出)岸加奈子、梶野考、高木杏子、上田耕造、セニョール・ヨネ、津崎公平、今泉浩一

End of The World

  • 65分
  • 35mm・カラー

逃亡中の男女(川瀬、河名)が、女が里子に出した息子(岩崎)を取り返そうと島にやってくるが、息子の里親は警官(伊藤)だった…。息子の奪還をめぐるサスペンスは、広大で荒涼とした三宅島のロケ撮影によって異化させられ、人間の本源的な欲望をめぐる寓話劇へと至る。川瀬陽太は本作で瀬々作品に初出演し、以後常連俳優となっていく。初公開時のタイトルは『すけべてんこもり』。

1995(国映)(監・脚)瀬々敬久(撮)中尾正人(出)河名麻衣、川瀬陽太、泉由紀子、伊藤猛、小林節彦、細谷隆広、岩崎誠

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU