3カルメン故郷に帰る

  • 86分
  • 35mm・カラー

ストリッパーのカルメン(高峰)が里帰りし、田舎町に波乱が起きる。木下忠司の抒情的な音楽と黛敏郎のモダンな音楽が拮抗し、田舎と都市、伝統と新しさの対立を聴覚的に表象する。木下は松竹歌謡映画の伝統から離れ、ドラマに寄り添う劇中歌を作詞、作曲することで、歌をドラマツルギーの一つの手段に押し上げた。

1951(松竹大船)(音)木下忠司黛敏郎(監・脚)木下惠介(撮)楠田浩之(美)小島基司(出)髙峯秀子、小林トシ子、佐野周二、笠智衆、井川邦子

  • 長瀬記念ホール OZU
  • 長瀬記念ホール OZU