16放浪記

  • 123分
  • 35mm・白黒

文壇の脚光を浴びるまでの苦闘の生活を描いた林芙美子の自伝的小説を、菊田一夫の舞台版をもとに映画化。林の小説はすでに2度映画化されていたが、高峰からの提案により3度目の映画化が実現した。成瀬作品では『浮雲』(1955)と共に高峰が最も愛着を持っていた作品で、ヒロインが仕事を通して気品を帯びていく様を表現するために映画の前半ではあえて「デフォルメされた強引な演技」に徹したという。

1962(宝塚映画)(出)高峰秀子(林ふみ子)(監)成瀨巳喜男(原)林芙美子、菊田一夫(脚)井手俊郎、田中澄江(撮)安本淳(美)中古智(音)古関裕而(出)宝田明、加東大介、草笛光子、伊藤雄之助、小林桂樹、仲谷昇、田中絹代

  • 長瀬記念ホール OZU
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