15めし

- 97分
- 35mm・白黒
林芙美子の未完の絶筆を川端康成の監修で映画化。倦怠期に陥った結婚5年目の夫婦(原、上原)のもとに夫の姪・里子(島崎)が転がり込み、夫婦関係も揺れ始める。無造作な裸足、空虚感が滲み出る横顔、里子への嫉妬に満ちた眼差しなど、原は従来の清潔で上品なイメージから脱皮し、成瀨が求めた「一番平凡」な女性役で生々しい存在感を放つ。東宝と再び専属契約を結んだ原の復帰第1作。
1951(東宝)三千代(監)成瀨巳喜男(原)林芙美子(脚)井手俊郎、田中澄江(撮)玉井正夫(美)中古智(音)早坂文雄(出)上原謙、島崎雪子、杉葉子、風見章子、杉村春子、花井蘭子、二本柳寛、小林桂樹、大泉滉、淸水一郎、田中春男、山村聰、中北千枝子
- 長瀬記念ホール OZU
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